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緊急特集:東日本大震災 2011

佐藤幹雄現地レポート第11号 離島 (2011.05.13)

浦戸諸島は、日本三景松島の湾内に点在する桂島(桂島・石浜)、野々島、寒風沢、朴島の四つの島・五つの地区からなっています。名前の由来は松島湾(浦)の門戸からきています。島々では様々な伝説や歴史、そしてそれらが残した貴重な遺跡や史跡をみることができます。春の菜の花、夏の海水浴、四季折々の島の散策と民宿の磯料理など、魅力が満載。
これらにつつまれた時、この島々は誰かに教えたいけど、秘密にしておきたい自分だけの宝島となるのです。(塩竈市のホームページより)

桂島の正面の島を乗り越えて津波が襲ってきました。

野々島では復興のために内海さんは連日ヘドロを運んでいます。

見るも無残な被災家屋。

浦戸諸島は桂島(人口約400人)、野々島(140人)、寒風沢(230人)、朴島(40人)の4島があり、昭和35年5月24日のチリ地震津波以来の今回の被災です。高台に逃げて皆さんは無事でしたが、海岸沿いの家屋はほとんど被災。海苔、牡蠣養殖の漁場は全滅いたしました。
(写真は野々島 2011.05.13)

野々島の浦戸中学校体育館の避難所には38名の方々が生活しています。
「やっと水道、ガスが来て安心っしゃ」「歩き疲れて足が痛いのでこんな姿勢でごめんなさい」と右から渡辺春子さん、馬場きみこさん、鈴木こと子さん、鈴木幸枝さん。
皆さんには、手作り無添加「石鹸」、肌荒れに効果のある「ハニークリーム」、「リップクリーム」、いい香りの「練香」の4点ケアセットなどをプレゼントしました。(長野県中野市のSmile‐スミレー様からの贈り物です) 2011.05.13

仙台から仙石線で本塩竈駅まで40分乗車、塩竈市営汽船で野々島まで1時間。離島へは初めての慰問でした。当日は地区の民生委員鈴木きい子さんのご協力をいただきました。ありがとうございました。

船着き場もやっと新しくなりました。(野々島)

ボランティアの方や生活用品を持参する方々と一緒に桂島へ到着、ここで乗り換えて野々島へ向かいます。

満ち潮の時は運航しませんが、1日3便から4便運航しています。(野々島)
次回は「炊き出し」又はアトラクション慰問を計画しております。



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