特定非営利活動法人 国際福祉ネットみやぎ・21は、ベトナムと日本の架け橋として活動を続けているボランティア団体です。

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ブラジルプロポリス         このページの更新 2019.1.25

NPO法人国際福祉ネットみやぎ21は、日本プロポリス協議会の元会員です。

NPO法人国際福祉ネットみやぎ21は、日本プロポリス協議会の平成22年度23年度の会員です。

日本プロポリス協議会につきましては下記の日本プロポリス協議会ホームページをご覧ください。


ブラジルからの(社)日本プロポリス協議会認定のプロポリス、健康食品の製品紹介をいたしております。販売はいたしておりません。



月刊ピンドラーマにインタビュー記事が掲載されました。

Pindorama 『月刊ピンドラーマ』vol.53号より

宮城県仙台市にあるNPO法人「国際福祉ネットみやぎ・21」。NPOという呼称が一般的に定着するはるか以前の1989年4月から任意のボランティアグループとして活動を始め、2008年4月特定非営利活動促進法(別名NPO法、1998年施行)の適用を受け、特定非営利活動法人(NPO法人)に認定された。去る9月後半、理事長の佐藤幹雄氏と関博多郎氏の2名が、今後の活動においてブラジルとの連携を強化すべく、およそ1週間の市場調査に訪れた。縁あって弊誌編集部を訪問されたので、お話をうかがった。

インタビュー
Pindorama(以下P):ブラジルとのご縁は?
佐藤:私は1940年宮城県塩釜市で生まれまして、仙台の私立高校から東京の拓殖大学商学部貿易学科に学びました。卒業後、政治家の秘書を経て、貿易商社に勤務、30歳で独立して小さな会社を経営いたしておりましたが事情により閉鎖し、以後旅行会社に所属し主として海外を担当しておりました。その時ふと目にした新聞で、30年前にブラジルアマゾンで日本から移住された方々のご苦労された記事を読み、学生時代にブラジルに興味を持ってポルトガル語を少しかじっていたことから、一度この目でブラジルを見てみようと、会社を退職してサンパウロに降り立ったのが1985年の1月でしたね。

P:25年も前のことですね。当時のブラジルはどうでしたか?
佐藤:何せ初めての太平洋横断で…あこがれのブラジルで、サンパウロからブラジリア、マナウス、ベレン、レシーフエ、サルバドール、リオ、ポルトアレグレと30日かけて、ほぼ大陸を一周いたしましたが、あまりの大きさにびっくりするとともに人種の多さとそのエネルギッシュなすさまじさに感動しました。当時私はもう45歳で、海外に目覚めたのは遅かったのですが、ここで何かお役に立つことはないかと思った時期でしたね。

P:1989年にボランティア活動を開始されましたが、何がきっかけだったのですか?また、その目的もお聞かせ下さい。
佐藤:当時、日本は景気がよく、若者の製造業離れが多くなって、ブラジルからの日系人の出稼ぎの方がぼつぼつ出始めた時期でした。それで、ブラジルから日本に働きに来ている方々のために何か役立つことができないかと思い、仙台の自宅を開放して日系人のたまり場として交流をはじめました。

P:それは面白いですね。そこではどんなことをしていたのですか?
佐藤:そうですね…仙台近郊の工場に勤務している方々に日本語を教えたり、ブラジルから持参したピンガや肉やフェジョアーダで食事会をやったり、時には入国管理局へ同行したりして、いろんな相談ごとに対応していました。家族で来ている方も多く、こどもの入学や育児の相談も多かったですね。その時は雇っている会社からも依頼があって経費もいただいておりましたが、ほとんどはボランティアでした。

P:ホームページを拝見すると、現在はベトナムを主な相手として活動されているようですが…?
佐藤:ベトナムは1992年に初めて旅行で訪れて、ハノイの大学教授と知り合い、日本語学校を作ったのがきっかけです。海外の方に日本語教育を教えたいという思いから、「国際福祉ネットみやぎ・21」というボランティア団体を作りましたので、世界のどの国でも、日本語を必要として学びたいという若者に日本語を教えるために活動しています。
特にベトナムがメインではありませんが、日本と近くて、親日感があり日本に非常に興味を持っている国だからですかね。特に近年は日本からの工場進出が目覚ましく、現地で働くベトナム人が多くなりました。給料も高いからでしょう。私たちはハノイに事務所を置き、日本から進出希望の会社のコンサルタントも行っています。

P:今回のブラジル訪問はブラジルとの連携強化のためということですが、これまでの活動以外にもいろいろなさるということですね?
佐藤:1985年から今年まで25年間で約20回のブラジル渡航の中で多くの友人を得ることができました。まず出稼ぎで日本に働きに来ている方々、その家族、著名なサッカー選手、ボサノヴァの音楽家、そしてブラジル在住の宮城、福島、秋田、佐賀県人会等の方々との交流は今でも続いています。多くの方々との交流があって、現在もボランティア活動は続いており、感謝いたしております。ジェトロ、JICA等をとおして協力隊の方々との交流も多く、時には各地の日本学校を訪問しています。
新しい活動の一つは、ブラジルで忘れられつつある母国日本の伝統文化の伝承と日本語の復活です。特に3世、4世の方々への日本語普及ですね。ほかに失われつつあるアマゾンの自然破壊への問題提起など、私どものような小さいNPO団体の行動は蟻よりも小さく効果はあまりないかもしれませんが、少しでもこういった啓蒙と教育活動の浸透に貢献できればいいと思っています。

P:それ以外にも何か活動をお考えですか?
佐藤:はい。私は1940年生まれで、12月で70歳になります。やはり健康問題ですね。こうしてアジアやブラジルを飛び回っておりますが、年ごとに体力の衰えを感じるようになりました。年の割には若く見えますが(笑)。それなりに体力維持には神経を使っています。
30年続けているスポーツのスカッシュはいまだに現役で若い方々と楽しんでいますし、時間があれば1日5キロのランニングとウエイトトレーニングは欠かしたことがありません。海外に行ってもランニングシューズとスカッシュラケット持参です。まあこうして活動できるのもブラジル健康食品との出会いがあってのことだと思っています。

P:健康食品?
佐藤:初めてブラジルに来たのが25年前の1月。忘れもしません。日本では寒波でした。ブラジルに入ると猛暑の夏でさっそく体調を壊し、リベルダーデのホテルで2日間は風邪と下痢で大変でした。その時大学の後輩がすすめてくれたガジュツという粉末を飲まされましたが、次の日になんとか熱も下がり、下痢も止まりまして、次のブラジリア、マナウスに行くことができました。その時は「なんだこの粉は?」程度の感じでしたが、元来胃腸の弱い私を助けてくれました。ベレンの市場には多くの漢方薬が生のまま販売されており、アマゾンではムイラプアマという樹木のエキスが体内の活性化を促す自然薬として地元で重宝されていることを知りました。
その後サンパウロで健康食品のことを勉強することになり、1994年8月にサンパウロの高野書店で日伯農村文化振興会の発刊による行方謙作先生著作の『ブラジル薬草・全』を購入し、ブラジル産出の薬草の効能や学術的根拠を知ることができました。先生は新潟県出身で、1934年サントス上陸、アリアンサに入植、その後ブラガンサで営農し、以降長年にわたり薬用植物の研究に没頭され、1984年勲六等瑞宝章を贈られ、連邦政府よりコメンダドール章を授かるなどのご活躍をされた方です。
この本のおかげでブラジルの薬草との出会いがあり、その後ブラジルでは有名なプロポリスを知ることになりました。以来15年間ブラジルの健康食品のお世話になっております。

P:なるほど。15年も前からプロポリスをお飲みになっているのですね。
佐藤:はい。プロポリスはブラジルに来た時に薬局で30ml入りのアルコール溶剤を50本ほど購入して帰国し、私と家族で飲用しておりまして、現在も欠かさず愛飲しています。時には親しい友人にさしあげたりもします。身体の調子もよく自分ではいいものだと思っていますが、より多くの方々におすすめしようとボランティアでプロポリス啓蒙活動を進めることになりました。最近は健康食品についていろいろと問題が起きておりますが、公式な食品分析検査と品質検査を行い、身体に害のない安全性を明記した製品に限りご紹介しようと思っています。

P:NPOで商売するのは問題ありませんか?
佐藤:いやいや。いわゆる商売とは違います。特定のメーカーの商品を大量に売るのではなくて、検査に合格して良質のものを各種紹介するようにいたし、必要な量だけ直接ブラジルのメーカーから発送してもらうことを考えています。日本で高額のプロポリスがサンパウロの店では5分の1の価格で販売されていることにびっくりしたNPOのメンバーから「もっと安く上質なプロポリスを皆さんに提供してはどうですか?」という提案があり、「じゃあプロポリスの日本での紹介業務をやってみよう」ということになった次第です。
もちろんある程度の利益は必要ですが、その利益は必要経費を除くすべてを、ブラジルの日本語教育振興のために寄付、還元したいと思っております。私どもは特定非営利活動法人として地域協働参画事業の一環として推進してまいりたいと考えております。

P:日本語学校支援と健康食品を結びつけるとは、ユニークな発想ですね。
佐藤:今回は、サンパウロ近郊の日本語学校訪問のついでに養蜂場やプロポリスの工場を見学し、実際に現場を体験してまいりました。また、サンパウロで健康食品を手掛けておられる林プロポリスの林社長、ピラール・ド・スールの寺尾社長、アチバイアのサンアントニオ社、リベルダーデの健康食品販売店の社長には参考になるお話を多々いただき、感謝いたしております。
私たちは、健康食品に適したブラジルの大自然の中から生まれる多くの健康食品の啓蒙と普及に、微力ながら邁進してまいりたいと思っております。今後とも私たちの活動にご協力いただきますようお願いいたします。

P:今後のご活躍を期待いたします。どうもありがとうございました。

☆ブラジル産健康食品についてのお問い合わせは下記またはお問い合わせのページよりお願いします。
◎NPO法人国際福祉ネットみやぎ・21ブラジル健康食品普及部(担当:関)
(一般社団法人日本プロポリス協議会会員)
〒980-0003宮城県仙台市青葉区小田原6 - 1 - 8 - 504
TEL 日本  022 - 268 - 1642
FAX 日本 022 - 215 - 4773

 『月刊ピンドラーマ』はブラジルで唯一、日本語で書かれたフリーペーパーです。
editora kojiro コジロー出版

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