特定非営利活動法人 国際福祉ネットみやぎ・21は、ベトナムと日本の架け橋として活動を続けているボランティア団体です。

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日本語教師秋山さんのハノイ便り

2008年5月から秋山さんはハノイの日本語学校に赴任しています。
ハノイの生活の様子などを随時お知らせいたします。 

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「誕生1ヶ月目のお祝い」2008.8.20


仏壇には供物がたくさん。

うずたかく積みあげられた果物。

今日は大家さんのお孫さん誕生1ヶ月目の「Le day thang」という儀式の日でした。
1ヶ月目はあと2〜3日先だと思うのですが,きっと旧暦で,なにかいい日なのでしょう。そういう細かいことを解決できない 私のベトナム語力にもどかしさを感じますね。。。みなさんすみません。がんばります。
 話しがそれてしまいましたが,この日 家の最上階にある仏壇にはさまざまなお祝い料理とたくさんの果物が並びました。また,紙で作ったお金や靴,おもちゃなど。これは後で燃やして,天の祖先にささげます。
 朝早くから市場に行き,材料を調達していた大家さん。茹でたニワトリまるまる一羽。おにぎりのような握りご飯,おこわ,緑豆のぜんざい,筍の炒め物など。あふれんばかりの供物です。
 そして,鐘,木魚,数珠など日本人にもおなじみのものでお祈り開始。
生まれた赤ちゃんが丈夫に育ちますように,先祖の方々にお守りください,とお祈りします。
普段からよくお祈りをしている大家さん。
特別な日は,お祈りの時間も長いです。


祈る大家さん。真剣です。


「今日は生徒に」2008.8.20


野菜屋さん


こじんまりと野菜とブンを売る


ベトナムの豆腐は細長いです。


肉屋ではひき肉にもしてくれます。

日本語の授業の中で,よく料理の話しをします。 そして,よく聞かれることが
「mam tomは食べられますか?」。
たぶん「納豆は食べられますか?」というのと一緒なんだと思います。で,mam tomというのは,海老を発酵させて 作ったタレのようなもの。
グレーがかったイカの塩辛色をしていて, 匂いで存在を主張してきます。が,油を入れ たり, 砂糖を入れたり,でお好み味に調整 します。
そうすると,意外と匂いも気にならなく なるもの。
もっとも,味見を繰り返すことで慣れてしまうのかも しれません。
 今日は日本語の生徒さんの家に招待され,
「bun dau mam tom
(ブン ダウ マム トム)
という料理を教えてもらいました。
ブンは米から作った麺のことで,市場で 売っています。
ダウは豆。ここでは豆腐のことで、豆腐を買って自分で揚げ豆腐(厚揚げ)を作ります。マム トムは付けダレです。
 クラスの生徒さん,女の子3人,男の子3人が集まったのですが,女の子は朝の市場での 買出しから料理まで働く働く。
男の子はトランプをして,ゴロゴロして遊んで いました。 でも,完成間際には料理をのぞきにきたり, 皿を運んだり,せかせかと働いていま した。
もっとも,待ちきれなかっただけかもしれませんが食べるのに夢中になり, 料理の写真を取るのを忘れました。
市場の写真をご覧ください。


「工事中」2008.08.07


あちらこちらで大きなビルを建設中。


工事中の地区から郊外を望む。

ハノイの町ではいたるところで工事が行われています。
道路を掘っていたり,ビルを作っていたり。
 町の中心から少し離れたところでは,オフィスビルやアパートの建設が盛んです。
こうして新しい町がどんどんできていきます。
新しい町ができるから人が集まるのか,人が集まるから新しい町ができるのか。 
ニワトリと卵の関係のようですね。

2008.7撮影


中心部はすでに高い建物がいっぱい。

「Ha Namの風景」2008.7


アヒルを放す。


牛を連れて帰る子供たち。

大家さんの故郷,Ha Namの景色です。
村の住宅街の周りにはのどかな農村の風景が広がっています。
 今回は写真集でお届けします。



田んぼ脇の水路で魚を取る人


「表紙も数える??」 2008.7


72ページ(!?)」と記載のあるノート(ベトナム製)
3,000ドン(左)、2.800ドン(右)

スーパーを4軒回っても手に入らなかったノート。
やっと文房具屋さんで買えました。
後日、本屋さんでも売っているのを見つけ、もう一冊買いました。お店で一番安かった、いたって普通のB5ノートです。
ところが!!「72ページ」と書いてあるので、なにげなく数えてみると34枚しかありません。
何故?これでは68ページしかないことになります。
2冊とも34枚であるところをみると、手違いではなさそうです。
 そして目に入ったのが、「表紙も入れて72ページ」
の記載されているではありませんか!
表紙も入れて数えてしまう。
恐るべし、ベトナム!!


「誕生日会」2008.7


ハノイのお母さんとお友達と。
わたしも一緒におしゃれをして。

ハノイで迎えた誕生日。
ホームステイ先のお母さんが,お花と果物,お菓子をいっぱい準備してお祝いしてくれました。
ちなみに,お花は黄色い菊の花,蓮の花。
ろうそくは確か,仏壇にあったもの?!
でも,菊の花はおめでたい花だそうですし,蓮の花もろうそくも,仏様に守られた 縁起のいいものとも考えられます。
この一年,大家さんの先祖に守られ穏やかな一年になりそうですね。


「珍・カフェ」2008.7.29


「シクロ風」座席で。


シクロの部屋から中庭を望む。

ベトナムの特徴的な乗り物といえば「シクロ」ですね。
今,旧市街の一部で観光用として見かけるくらいで ,一般のハノイの人が利用するものではなくなってしまいました。
 この「シクロ」(正確にはシクロ風)に腰掛け,ゆっくりできるカフェがありました。
お茶もお酒も食事もいただけます。
 「シクロ」の部屋の奥には中庭があり,そこでもくつろぐことができます。
自然の光と自然の風。
こちらもなかなか素敵な空間でした。


「祝 開店」 2008.7.27


明るい店内。バニラアイスとヨーグルトアイスを食べました。

花束をプレゼント

大家さんの親戚のクオンさんとその友達,総勢50人がお金を出し合ってソフトクリーム屋さんを開店しました。
7月26日,午後6時,と言われていましたが,着いたのが5時過ぎ。 やっぱりまだまだ準備中でしたので, 6時に出直すことを約束し,開店祝いのお花を買うため 花屋探し。
まったく見つからず,周辺散策になってしまいました。
 6時半ころ再びお店を訪れると,すっかり準備が整い営業中。若者たちの活気にあふれ,明るく,さわやかなお店でした。
 ハノイにいらっしゃった際はぜひどうぞ。
お店の住所:50 Trang Thi

クオンさん(右端)とオーナーさんと一緒に。


「優雅なカフェ」 2008.7.26


緊張しながらも喜んでいる私。

連れて行ってもらいました!
憧れの「ソフィテル・メトロポール・ハノイ」。
初めてです。
暑さや活気の中から一歩このホテルに足を踏み入れると, そこは異空間。
時の流れが違うような気がしてきます。
 おいしい,おいしい,と聞いていたケーキにコーヒー。
とってもきれいで,話の通りおいしかったです。
 こういう雰囲気に慣れていない私。
かなり緊張しました!


アップルタルトとシナモンアイス(手前)
ソフィテル特製ラズベリーと飴のケーキ(奥)


「法事」2008.7.18


楽しくおしゃべり


茹でた鶏肉をぶつ切りに


女性たちはみんなでお料理

大家さんの母方のお祖母さんの法事が行われるということで,故郷ハーナムに連れて行ってもらいました。
総勢50人は集まったでしょうか?
家に行く前にお寺でお参り。
家に着くと女性たちは食事の準備。
食べるのも 最後ですし,洗い物も。
本当によく働きます。
法事といっても誰の挨拶がある訳でもなく,お坊さんが来る訳でもなく,みんなでわいわいと食事をし,それぞれがそれぞれの方法で楽しんでいるといった集まりでした。


仏壇には果物・料理などお供えが。
紙で作った家やお金,日用品なども あります。後で燃やします。)


ブン ジウ (Bun rieu)2008.07.06

 


ブン ジウ (Bun rieu)

ハノイでよく食べられている麺料理,ブン。
お米から作られた麺のことで,ご飯をたべるようにおかずと一緒に食べたり,ラーメンのようにスープの中に入れて食べたりします。
 日本ではフォーという麺料理が有名ですが,ブンもよく食べられる麺料理です。
 今回は「ブン ジウ」という,カニのすり身入りのブンのご紹介です。
揚げ豆腐とトマトも一緒に入っていて,香草類を散らして食べます。カニのだしがよく出て,よい香りの麺料理です。
「ブンはご飯と違って腹持ちが悪いので,2杯食べなさい。」
「ブンは太らないから大丈夫。」とよく言われますが,はたして・・・?
 大家さん手作りのブン ジウ
お昼ごはんに食べました。


ハノイ便り thoai mai 2008.6.13


職場に新たな神様がお目見えしました。
金色の馬が両前足を上げている彫刻です。
これは,財の神様だそうです。
 この日は日本で言う,大安のような縁起のいい日で, この日を選んでこの神様を設置したのだそうです。
 そして,紙で作ったお札をテラスで燃やします。
財を成しますように,と願いを込めて。

写真上:どこの家にもこのような炉があります。
写真下:お花とお供えの果物,お線香は欠かしません。
私はこのお線香の香りが大好き



必需品 2008.06.07


なつかしい「蚊帳(かや)」


これがなければ寝られない

私は本当によく蚊に刺されます。
日本にいたときからそうだったのですが,ここでも。 私一人だけ「かゆい。かゆい。」と大騒ぎしています。
一番初めに覚えた言葉が「ngua!(かゆい)」かもしれません。
 「あなたの肌はいい香りがするんだろう」なんて言われていますがそんな香りいりません。
とにかく,刺されたくない!
日本から持ってきた虫除けスプレーも虫刺されの薬もなくなりそうです・・・・
 蚊帳をつるのは初めてです。虫除けにはいいけれど,暑い。
 朝,蚊帳の外に出るとすぐ刺されます。困ったものです。
殺虫剤(レモンの香り)と殺虫ラケット。
殺虫ラケットは充電式。バチバチとすごい音を立てて虫を焼き殺します。
 ラケットを振り回しながら部屋中を歩いてからじゃないと,
落ち着いて座っていられません。



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